北九州でエコキュート交換を考える理由と価格比較
1: 北九州におけるエコキュート交換の必要性
エコキュートの交換が必要な場合は、次のとおりです。
・エコキュートの初期設置時から10年以上経過している
・漏水やエラーが多発している
・お風呂の湯はりや追いだきができない
・リモコンの故障
初期設置時から10~15年程度使用すれば寿命を迎えると言われています。
もちろん、使い方によっては、耐用年数を過ぎても問題なく使用できるエコキュートもありますが、多くの場合、10~15年前後使用すれば交換が必要になると考えた方が良いです。
故障やエラーが出てから急いで業者を探して交換してもらって・・・
一般的には見積の問い合わせから実際の工事まで5~10日くらい掛かることが多いです。
その間、当然お風呂も使えなくなりますので、故障前の交換が安心になります。
1-1: エコキュートとは?その魅力とメリット
給湯設備にはガス給湯器・石油給湯器・電気温水器・エコキュート等の種類があります。
比較検討するのに一般的な選び方(メリットデメリット)と、光熱費(ランニングコスト)比較を記載します。
試算条件:北九州市(九州北部) 4~5人家族 給湯のみの費用(コンロ等含みません) 2024年での概算値
・ガス給湯器
都市部やマンションで多く使われていて、サイズが小さいので狭小地でも使用しやすい。
取替工事費(初期費用) 15~30万円
電気代+西部ガスで 6,000~12,000円/1か月
電気代+プロパンガスで 8,000~15,000円/1か月
・石油給湯器
主に一戸建てで使用、給湯器本体と灯油タンクが必要なため、ガス給湯器に比べると設置面積が必要。
取替工事費(初期費用) 20~35万円
電気代+灯油代で 5,000~12,000円/1か月
・電気温水器
タンクのみ(冷蔵庫位)
主に一戸建てで使用、深夜電力で安くお湯を沸かします
運転音が静か
取替工事費(初期費用) 30~45万円
電気代で 4,000~7,000円/1か月
・エコキュート
タンクとヒートポンプ
主に一戸建てで使用、深夜電力で安くお湯を沸かします。
ヒートポンプで大気中の熱を活用できるため、電気温水器よりさらに省エネです。
設置面積は一番大きいです。
エコキュートは静音設計ですがファンが回っているため多少音がします。
取替工事費(初期費用) 30~45万円
電気代で 1,500~2,500円/1か月
設置面積さえ気にしなければ、ランニングコストはエコキュートが圧倒的です。
1-2: 北九州市でエコキュートを交換する理由
エコキュートは電化製品の一種ですので、定期的なメンテナンスと交換が必要です。
故障する前に買い替えることで、必要な機能が搭載されている機種を選べることが多いです。
故障の原因は多種多様で、
・エラーコードの頻発
・電子回路部品や基盤の不良
・水漏れ、湯漏れ
・センサー等の異常、劣化や電子部品の故障
・逃し弁、電磁弁などの不良
・温度むら(ぬるいお湯しか出ない)
上記以外でも、北九州市は海に囲まれているため、沿岸部や洞海湾周辺では塩害にも気を付けなくてはいけません。
塩害仕様のエコキュートは受注生産で注文後1か月以上待つものが多く、余裕をもっての注文が必要です。
また、ふだんは暖かく過ごしやすい北九州市ですが、冬季に雪が降るような寒さの時期には凍結での故障依頼も頻発します。
1-3: 省エネ・コスト削減が実現できる理由
エコキュートは省エネ機器です。
コストの優位性は上で述べた通りですが初期費用とランニングコストを含めた簡易的なシュミレーションとしては、
ガス給湯器
10年使用
初期費用(設置工事)23万円
ランニングコスト、月9000×12ヶ月で、10.8万円
10.8万円×10年間だと、108万円
合計23+108=131万円
石油給湯器
10年使用
初期費用(設置工事)28万円
ランニングコスト、月8000×12ヶ月で、9.6万円
9.6万円×10年間だと、96万円
合計28+96=124万円
電気温水器
10年使用
初期費用(設置工事)36万円
ランニングコスト、月5000×12ヶ月で、6万円
6万円×10年間だと、60万円
合計36+96=96万円
エコキュート
10年使用
初期費用(設置工事)36万円
ランニングコスト、月2000×12ヶ月で、2.4万円
2.4万円×10年間だと、24万円
合計36+24=60万円
試しに10年間の試算をしてみましたが、
ガス給湯器 131万円
石油給湯器 124万円
電気温水器 96万円
エコキュート 60万円
もちろん使用頻度やメーカー・機種・省エネ性能にも左右されますが、エコキュートの優位性と省エネ性能は歴然です。
また、これは10年での計算なので15年使用したと仮定すると、その差はさらに大きくなります。
2: エコキュート交換にかかる費用と補助金
エコキュート交換にかかる費用と補助金事情
2-1: エコキュート交換の一般的な費用
一般的な角型のエコキュートで、(一般家庭では下記が採用率90%くらいです)
370Lだと35~45万円
460Lだと38~48万円
薄型タイプや多機能タイプだと
43~55万円
井戸水対応や塩害対応タイプだと
40~60万円 各メーカーあります
2-2: 北九州の補助金情報を活用する
上記に使える補助金もあって(2024年時点)
「給湯省エネ2024事業」
「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」の通称
だと8~18万円が対象機種に応じてもらえます
機種や機能に応じて、8万円、10万円、13万円
電気温水器からの取替で追加、5万円
エコキュートは一般的な機種から、省エネ性能がUPしたもの、高付加価値な性能が追加されたものもあります。
今年に関しては先程お伝えした給湯省エネ2024事業の補助金が呼び水となり、省エネ性のいいもの(補助金対象機種)が人気です。
実際の価格差ですと8~10万円高い機種を購入して、補助金が10~18万円支給されてました。
3: エコキュートの人気メーカーと商品・価格比較
3-1: 三菱のエコキュート:特徴
三菱電機のエコキュートは販売数も評判も業界トップクラスです。
2001年から販売してるので実績も十分。
商品ラインナップも非常に豊富
Pシリーズ(プレミアム)
マイクロバブルで、湯冷めしにくく、肌水分量アップ効果でうるおいが続く「ホットあわー」機能が搭載されているのは、Pシリーズだけ。
Sシリーズ SRT‐S376 SRT‐S466
充実機能のハイグレード、省エネ効率も良く、高圧力型
バブルおそうじ機能
マイクロバブルの泡が、配管内に付着した汚れを吸着して落とします。
最近の売れ筋商品です。
ZEH住宅向けのEXシリーズや、おひさまエコキュートもあります。
3-2: パナソニックのエコキュート:選ばれる理由
パナソニックのエコキュートは、根強い人気があります。
総合家電メーカーとしてのネームバリューもあり、指名買いも多いです。
商品ラインナップも非常に豊富
AIエコナビは高齢者や子供の見守りに最適
ひとセンサーが入室を検知し、設定温度まで追いだき開始。
入浴していないときのふろ自動保温によるエネルギー消費を抑えます。
S シリーズ HE-S37LQS HE-S46LQS
3-3: ダイキン・コロナなど他メーカーの比較
エコキュートはダイキン・日立・コロナ・三菱・パナソニックの5メーカーが有名です。
長府やタカラスタンダードも販売しています。
ダイキン
空調メーカーとして有名で、ヒートポンプのみの取替商品があるのが特徴です。
スタイリッシュリモコンは一番カッコいいです。インテリアに映えます。
コロナ
初めてエコキュートを製造販売したメーカーで「エコキュート界のパイオニア」と言える存在です。
当社での販売実績も多数あります。
日立
高圧力タイプ・井戸水対応に強いメーカーです。
3-4: 売れ筋の価格比較
価格は年間でも数万円上下することがよくありますので参考程度にご覧ください。
*全て、リモコン・脚カバー・標準取替工事費、税込みの価格です 2024年11月時点
*価格は常に変動するので見積優先です
三菱 SRT‐S376 ¥421,000- 補助金13万円
SRT‐S466 ¥455,000- 補助金13万円
パナソニック HE-S37LQS ¥398,000- 補助金10万円
HE-S46LQS ¥429,000- 補助金10万円
コロナ CHP-37AZ1 ¥394,000- 補助金10万円
CHP-47AZ1 ¥426,000- 補助金10万円
ダイキン EQN37YFV ¥443,000- 補助金10万円
EQN47YFV ¥465,000- 補助金10万円
4: エコキュート設置の流れ
給湯器(エコキュート)・冷蔵庫・エアコン・スマホは生活に欠か
すことのできないものです。
できる限り、壊れる前に取り替えて、豊かな生活を送りましょう。
4-1: エコキュート販売工事店選び
まずは、どこの販売店を選択するかですが・・・
・新築建てたハウスメーカーや工務店
価格は高めですが安心感あります
施工は下請け業者
取替機種やメーカーは選択肢が少ない
・家電量販店(エディオン・ヤマダ電機など)
価格は普通
家電を見るついでに相談できるので見積もり比較しやすい
施工は地場下請け業者
取替機種やメーカーは選択肢が多い
エアコンの繁忙期は待期期間あることも
・ネット専業業者
価格は安いものから高いものまで各種
広域で販売している専門業者
ネットでの販売なので電話やLINEやメールでの見積・打ち合わせが多く、対面不要
高齢者には不向き
取替機種やメーカーは選択肢が多い
施工は下請け業者で広域(一部社員職人)
北九州だと、大分・熊本からも施工しに来るみたいです。
・リフォーム業者・給湯設備店
価格は安いものから高いものまで各種
施工は自社職人や下請け業者
取替機種やメーカーは選択肢が多い
地域密着店が多い
リフォーム工房夢屋はこのカテゴリーです
4-2: エコキュート交換のステップバイステップガイド
リフォーム工房夢屋での流れを説明します。
①問い合わせ(電話が8割・メールやLINEが2割くらい)
②ご要望等聞き取り後、概算価格と納期回答します。
③現地調査かLINEでのやり取り
現地に伺っての見積ですと30~60分程度で見積提出します。
当日注文いただけたら最短工事日は翌日~
注文~工事日までは3~10日くらいが多いです。
機種によっては在庫あるものから、1か月以上納期掛かるものもあります。
コロナ流行の時や震災後の半導体不足の時は数か月待ちもザラでした。
LINEでの概算見積の場合は必要な写真を送っていただけたらその場でも価格の提示可 能です。
④工事日程の打ち合わせ
⑤工事施工
4-3: 交換工事の期間と注意点
前日に可能ならエコキュートの電源切ります*全員入浴後
タンク内の湯は工事業者が抜きます
当日
エコキュートの取替や、電気温水器からエコキュートの取替ですと、既存の基礎をそのまま利用することが多いです。
工事開始が8:30~
工事後の機器の試運転や操作説明含めて
完了は13~15時くらい
長くても夕方には終わります。
ガスや石油給湯器からの取替の場合は、新しく基礎が必要なので時間かかります。
夢屋ではエコベース(東洋ベース)を採用してます。
基礎施工の人数増やして夕方までには終わらせます。
雨天時は順延か、小雨なら工事することもあります。
お風呂は工事完了後、2~3時間でシャワーは利用可能です。
浴槽溜めれるまでは、夏場で4時間以上、冬場で5時間以上必要です。
浴室リモコンの周辺はコーキングしてるので、当日は水かけ厳禁です。
5: 安心してエコキュートを依頼するために
5-1: できるかぎり信頼できる業者の見分け方
これは簡単で必須な見分け方から説明します
・電話やLINEでの応対が分かりやすく簡潔
・なるべく近所、北九州市内の業者の方がアフターサービス含めて安心です
・エコキュートの施工実績が豊富
・質問や相談に、よどみなく答えてくれるか
・使用材料や保証内容や施工品質の説明資料とがあるか
5-2: 業者選択の際のチェックポイント
できれば確認できると安心なこと
・建設業許可
・建築士、第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者などの管理施工
・賠償責任保険の加入
・笑顔と靴そろえ
5-3: クレーム・トラブルを避けるための注意事項
・気になることや工事内容等、なんでもすぐに聞きましょう
・工事中は些少ですが騒音が発生します、ご近所が近い場合は事前に挨拶を
・駐車禁止区域や駐車スペースがない場合は事前に協議を
6: エコキュート交換に関するよくある質問
6-1: エコキュートの故障時の対応策
・漏水時
給水コックで水を止めると無駄な漏水が少なくなります
・エラー表示
説明書をよく読んで対応
・停電や落雷
ブレーカーが落ちている可能性があります。
タンク本体と、洗面や外壁廻りにあるブレーカーをチェックします。
6-2: エコキュートの寿命と交換タイミングは?
エコキュートの寿命は10~15年です。
先でも述べたように、給湯器(エコキュート)・冷蔵庫・エアコン・スマホは生活に欠か
すことのできないものです。
壊れる前に取り替えましょう!
目安は11~13年です!
6-3: 自分でできる簡単なメンテナンス
エコキュートも日常的なメンテナンスが大事です
・浴槽の循環アダプターのお手入れ
フィルターを外して水洗いします、歯ブラシなどで網目を綺麗にしてください。
・逃し弁の点検
逃し弁のレバーを上げ下げして、水漏れ点検と動作点検をします。
・配管の水漏れ、保温材破損の点検
各配管や接続部、保温材の破損がないか点検してください。
・貯湯タンクの点検
説明書をよく読んで、タンクの下部にたまった汚れを排出します。
・給水ストレーナー(フィルター)の点検
お湯が出ない場合や、湯はり時間が長い場合は、説明書を見て確認してください。
・漏電遮断器(ブレーカー)の点検
電源供給中に点検してください。
リフォーム工房夢屋では定期点検(有料)も行っております。